2000/07/08(土)〜09(日) 能登半島ツーリング

07/08(土)九十九湾ナイトパドリング

台風3号が太平洋側をかすめての通過だったので、当日のお昼前に九十九湾の宿に確認の電話を入れて「波と風は全くないよ」の一言を聞いてから遠征が決定しました。

今回は長野から参加の曽家さんと私の2名での遠征でした。

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ナイトパドリングでハズレがほとんどない九十九湾 クリックで拡大 曽家さん初めてのナイトパドリング。出発前の入念な準備も整いました。
本日は上弦の半月で海面が明るく、月影の場所で大規模な発光が楽しめました。 海面でずっと停止しながら海底を見つづけていると、わずかな水の動きで海底と海中の夜光虫が自然発光します。星や夜景を楽しむときに、移動しながら見るのと留まって見るのとで違いがあるように、その場で停止して見ているとランダムに光り輝く海底が大都市の夜景を空中から眺めているような雰囲気でした。 こんな楽しみ方もあるんだと、あっけに取られた私。その後曽家氏と1時間以上パドリングもせずにその場に留まっていました。この光景は「一度見てしまうと人生変わるかも」というハイレベルな感動を与えてくれます。新しい楽しみ方が発見できました。曽家さんありがとうっ!

補足:暗闇で夜光虫を見るときは大きく分けて次の2つの観察方式があります。

観察方式 方法 特徴
アクティブ方式(動的観察方式) パドルで水をかき回す・艇を海面でグングン進ませるなど常にアクションを起こしつづける観察方法 夜光虫が大発生して赤潮を作ったときなどにダイナミックな発光が楽しめる。アクションを起こした部分のみ注視してしまうため、自分を取り巻く全体の様子は楽しめない。
パッシブ方式(静的観察方式) 暗闇に目が慣れるまでその場に留まり、自然に発光する様子を何もせずに見る観察方法 海中・海底の広い範囲のわずかな発光も目に入り、光の海に吸い込まれていくようなワイド感が楽しめ、いつまで見つづけていても飽きません。風で海面が乱れると観察が難しくなります。

パッシブ方式は感激もハイレベルでお勧めです。アクティブ方式は周りが明るかったり、夜光虫密度が低いときなど感動はひとかけらもありませんでした。

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