1999/05/02 真鍋島 真鍋三虎YH 夜光虫ナイトパドリング
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今晩は満月なのですが雲がかかり月もそんなに輝いていませんでした。新月の大潮の夜は光がすごいと噂には聞いていたのですが、今晩は暗さがそれに近いもので期待がもてます。漕ぎ始めてみると、パドリングのひとかき目からいきなり濃厚な発光がはじまりました。大潮の夜の夜光虫の密度は半端なものではないようです。桟橋の上から並んで見ているギャラリーにサービスとして何種類かのスカーリングで海面をかき回したところ、海面が発光するたびに「オーッ」とどよめきが起こります。調子に乗って何回もやっているうちに、冗談抜きで沈をしそうになり冷や汗ものでやめました。
岸から離れる方向に漕ぎ始めると、宿の明かりの影響もなくなり、シーカヤックの周りの海面全体が青白く光り始めました。岸に戻ってから聞いたのですが、女の子達が岸から見ていて、2艇のシーカヤックがだんだん近づいていって、進路が交差したときはとても綺麗だったとのことで、それから沖のシーカヤックをズーッと見つづけていたとのことでした。「シーカヤックの航跡の光り方がとっても綺麗ですね」と大絶賛だったようです。この時、シンクロナイズドパドリングをやればもっとウケルのだろうなと思い始めました。いつかはやってみたいなとも思います。夜光虫の簡単な説明はこちらをクリック
小川君は私達が上陸した後も、一人で岸辺近くの海面を漂い続け上陸しようとしません。話しを聞くと、今まで生きていた中で最高に感動したとのようでした。初めてのナイトパドリングでいきなり濃厚な発光を楽しめたので見事にハマッテしまったようです。
上陸した後も小川君は興奮状態で、夜光虫の話しばかりを繰り返していました。本当にヨカッタですね。
興奮したまま部屋に戻ると、一部屋に20人ほどで宿泊するので布団を敷く場所がなくなっていました。宿泊者全員で知恵を絞り、押入れを2段ベットにしてなんとか全員横になることができました。