ネイチャーシーカヤック?なんだそれ?

「ネイチャーシーカヤック」という言葉は、何の説明も聞かずに頭の中で想像すると、「シーカヤックに乗って自然観察してるんだ」と多くの方が思われるのではないでしょうか。

ネイチャーという言葉には「自然の中で楽しむ」・「自然を楽しむ」・「自然のなりゆきを楽しむ」など、どのような捉え方をされてもよいという不思議な意味がこめられています。

ネイチャーシーカヤックを最も簡単に表現すると、「漕がずに楽しむシーカヤック」となります。簡単すぎる説明なので、「シーカヤックを漕がずに?パドルを持たないのかな?」と思われるでしょう。「漕がずに」という一言をどのように受け止めたかで印象が違ってくるのではと思います。

以下に「漕がずに」を説明するため、前後に言葉を入れて例として挙げてみます。

・距離を「漕がずに」楽しむシーカヤック

・海の上で不思議な発見をしてしまって「漕がずに」その場にとどまって楽しむシーカヤック

・浜に上陸し、シーカヤックを「漕がずに」浜で充実した時間の過ごし方を楽しむシーカヤック

・波が高かったのでスタート地点で「漕がずに」宴会をして楽しむシーカヤック

・漕いでいる時間よりも、「漕がずに」過ごす時間が上回り、それを楽しむシーカヤック

全てを満たす必要はないのですが、こんな感じかなと思っています。

※えらそうなことを書いていますが、いつも漕がないわけではないですので・・・。

こんなシーカヤックの遊び方にも名前があったら面白いだろうなということで、いろいろと考えてみました。

考えてはみたものの、ようは「自然の不思議を楽しむ」・「自然の中で楽しむ」・「自然を楽しむ」・「自然のなりゆきを楽しむ」という目的が、ひとことで伝わるピッタリなネーミングは「ネイチャーしかないのでは」ということで、ネイチャーシーカヤックという名前を勝手に付けました。シーカヤックを使用してパドリングテクニック抜きで、漕がない時間も自由に楽しめる遊び方、それがネイチャーシーカヤックなのです。別に自然観察ばかりやっている訳ではありませんので・・・。

浜での休憩は2時間以上取ることが、多いようです。休憩というよりは、これがツーリングのメインとなってしまう場合もありますが・・・。この休憩時間を有意義に過ごすための道具をシーカヤックに満載して、ほどほどの距離にある浜へと一時停止を繰り返しながら向かいます。何かを発見する度に一時停止が多いので、できればウネリの中でも長時間パドルを持たずに両手を自由に使えるタイプ艇が向いています。

シーカヤックは自由な乗り物という意見が多いようです。ところが、人は自由なものを与えられると、その使い方にふと戸惑ってしまいます。「自由にやっていいよ。自由なものだから好きな ようにやっていいよ」と言われても、人間の想像力や欲求というものは、自身の知識の範囲を超えることはありません。何かをやろうとしても、とりあえず、「今まで見たり聞いたりして印象に残っているイメージの範囲内」に収束してしまうという運命が多いようです。まずは模倣から始めるのです。何を隠そうこの私も 「模倣、命っ!」ですので・・・。「じつは、こんな遊び方を楽しんでます」・「こんな遊び方を発見した」・「浜や磯での過ごし方」、「漕がずに楽しむシーカヤック」など、漕いでいる時以外の楽しみ方や遊び方の発見や収集ができたらよいなと思います。

 

参考:「ネイチャー」という枕詞を使用しているネイチャースキー紹介のHPです。この言葉が何年も前から頭にこびりついていて離れなくて、これがもとで安易に「ネイチャー シーカヤック」とつけてしまいました。

こちらをクリックしてhttp://www.mcci.or.jp/www/n-fujita/n-ski/n-ski.htm

橋谷さんの連載「雪の森を歩こう」をご覧ください。とても素晴らしい世界のように思えました。

 

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