「春風や 牛にひかれて 善光寺」 小林一茶

昔々、善光寺近くに住むお婆さんが干していた白い布を、牛がツノに引っ掛けてそのまま逃げてしまいました。お婆さんは布を取り返そうと牛を追いかけていくと、牛は善光寺の敷地に入ってしまい、お婆さんもひょんなことから思わず善光寺詣でしてしまいました。


「牛に引かれて善光寺まいり」は、思いがけないことが縁でまた、自身の発意でなくて、他のことに誘われて偶然に善い方向に導かれたことをいう。

今回の場合は自身の発意でなくて、他のことに誘われて偶然にザサ浜に漕いで渡たりました。