2000/03/19 流氷カヤッキング (中下氏実行)

1998年1月2日 中下氏と私とで釧路にあるカヌーショップひらいわさんに行き、その年の流氷カヤッキングツアーに参加したいので日程を教えてくださいとお願いをしました。ショップ内は新年会の真っ最中でしたが、気さくなご主人に「一緒にどう?」と言われ新年会に混ぜてもらいました。

毎年2〜3月に流氷カヤッキングツアーをやっておられるそうで、自宅に帰り日程の連絡を待ちました。ところが、ツアー日程決定のお知らせが来たものの、「休みが取れない現象」のためやむなく参加は取りやめとなり、私たちの流氷カヤッキング意欲はここで終焉を迎えました。

流氷のことなど忘れ去っていた2000年3月下旬に、冬の北海道に長期滞在していた中下氏より、1通のメールが送られてきました。中下氏が抜け駆けで「流氷カヤッキング」をやったそうです。

以下中下氏より寄せられたレポートです (今回はカヌーショップひらいわさんのツアーに参加でした)

念願の流氷シーカヤックをやってきました。

日にちは2000年3月19日で、今年は例年になく道東は雪が多く、流氷もびっしりと詰まっており、斜里の河口付近でわずかに開いた海から出発しました。

天候は晴れ。風もなく、気温も氷点下ながらもドライスーツを着た状態では問題ないくらいで、河口より15分ほど海へ向かうと流氷に出会いました。

思ったよりも流氷はしっかりしており、10cmほどの厚みがあるとシーカヤックでは割ることもできず、かえって流氷の上に乗り上げそうになり、危険です。
それでも薄く凍った氷をバリバリと割り、にわか砕氷船の気分はいつもでは味わえない貴重な体験でした。

流氷と流氷の間をくぐり抜けるように進むのは粟島や松島で岩の間を漕ぎ進んだ時のように面白かったです。

河口付近の流氷群ということもあり、海はそれほど綺麗ではなく、む
しろ少し白く濁っており、もう雪解け水が流れ込んでいる様子でした。(大きい流氷だと上に乗ることができるように思うのですが、流氷から海に落ちて、地元の人総出の捜索騒ぎが何年かに一度起こるので、流氷の上に乗ったり立ったりするのはやめましょう)

いつもは、もっと澄んだ海の水の上で流氷カヤッキングを楽しめるようです。そうそう、2001年からは岩尾別YHで流氷シーカヤックを開催するそうなので、装備が無くとも体験はできるようになりそうです。皆さんも一度いかがでしょうか。

岩尾別YHの流氷カヤッキングの詳しいことはこちらをクリックして下さい → 岩尾別YHのホームページ

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